「家で副業したいけど何がいいんだろう」
「パソコン1台でできる副業がいいな」
「ライターって副業として取り組めるらしいけど自分にできるかな」
こんな疑問を抱えていませんか?
これらの疑問を解決するために、この記事では
- ライターという副業について
- ズバリ!ライターの副業は稼げるのか
- 副業ライターとして稼いでいくためのコツ
について詳しく解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。
Contents
ライターの副業とは「文章を書く」こと
ずばり「文章を書くこと」がライターのお仕事になります。
一言でライターといっても
- Webライター
- シナリオライター
- コピーライター
…など、様々なお仕事があります。いずれも仕事内容が文章を書くことであるという点は変わりません。
中でも副業として多いのがWebライターです。
Webライターとは、ライター職の中でも特に「Webサイトやメディアに対して文章や記事を提供する人」のことを指します。
副業ライターと聞いて、多くの人が一番最初にイメージするライター像が”Webライター”かもしれませんね。
ここからはWebライターという副業にフォーカスを当てて解説していきます。
Webライターの副業収入は人によって差が大きい
フリーランスのWebライターの年収平均は300万円前後と言われていますが、実際には200〜600万円と、その差は大きいようです。
ライターの中でも大部分を占めるフリーライターの年収は、3人に1人が200万円未満だと言われています。ただし、月の平均勤務時間は半数以上が時短勤務(140時間未満)のため、時間あたりで見ると一概に低いとも言えません。
また、はたらいくが公開している統計データによると「ライター・記者・編集者」の平均年収は259万円、平均月給は18万円となっています。
はたらいくは地域企業の登録が多いという背景から、やや低い数値が出ているのではという声もあります。
参考程度に留めるのがいいでしょう。
「結局いくら稼げるの?」という点についてですが、Webライターはその人が持っているスキルによって月給が大きく前後します。
スキルがないうちは月10万円も稼げないというケースが多いです。一方でスキルをしっかりと身につけている人は月40万円以上も稼げてたりします。
ライターの収入を上げていくコツについては後述の「ライターの副業で稼いでいくためのコツ5つ」をご覧ください。
ライターの副業の月収は案件ごとの単価で決まる!
Webライターの収入はどれだけ案件をこなしたかによって決まります。
案件の報酬形態ですが、記事単価と文字単価があります。
記事単価は記事1つ納品して〇〇円貰えるというもので、
文字単価は納品した記事の文字数1文字につき〇円貰えるというものです。
例えば、3000文字の記事を納品したときの場合
- 記事単価1万円なら1万円
- 文字単価0.5円なら1500円
- 文字単価1.0円なら3000円
- 文字単価2.0円なら6000円
となります。
報酬が高額な案件ほど、ある程度スキルや実績を持っているライターが採用されやすいです。
逆に、報酬が低い案件ほど、未経験者や実績が少ないライターも採用されやすくなります。
報酬の高さはライターへの期待値なのです。
ライターの副業の作業内容4Step
ズバリ、4Stepです。
- リサーチ
- 記事執筆
- 装飾などの調整
- 提出
1. リサーチ
最初にクライアントから「このキーワードで検索したときに上の方に表示される記事を書いてほしい」と指定キーワードを受け取ります。
ライターはこのキーワードでどんな記事が検索にヒットするのかなどを調査します。これがリサーチです。
主には
- 競合となりそうな記事
- 指定のキーワードで検索するユーザーが記事に何を求めているのか(ニーズ)
これらの調査をする場合が多いです。
2. 記事執筆
競合やニーズを把握したら、いよいよ記事執筆に入ります。
パソコンで作業するのが一般的ですが、最近ではスマホで作業する方もいらっしゃるようです。
慣れないうちはキーボードが使えるパソコンで作業をするのがオススメです。
3. 装飾などの調整
記事執筆ができたら、本文の文字を太くしたり、色を付けたりして読みやすいように装飾していきます。
好き放題に装飾していいわけではありません。
あらかじめクライアントから提示されるルールを遵守しつつ、記事を納品するメディアの雰囲気に合わせて装飾していきます。
4. 提出
最後に、出来上がった記事をクライアントが指定する場所に提出し、納品完了となります。
ライターの副業をするメリット3つ
ライターの副業をするメリットはいくつかありますが、ここではその中でも特筆すべき3点をご紹介します。
時間、場所、服装に縛られずに仕事ができる
ライターという仕事の性質上、パソコンとインターネット環境さえあればいつでもどこでも仕事ができます。
なので、時間にも場所にも縛られません。
いつ、どんな場所で仕事をしても大丈夫、という働き方が可能です。
また、記事さえちゃんと納品できていれば問題なく、取材案件でも引き受けない限りは人と会うこともないので、服装も自由です。
記事の執筆分野について賢くなる
記事の執筆分野に必然的に詳しくなります。
例えば、これからレンタルサーバーについての記事を書くことになったら、良い記事を書くためにリサーチをします。
するとリサーチの過程で自然とレンタルサーバーについて詳しくなります。
こんな感じで、ライターを続けていると執筆分野の知識が勝手に豊富になり「いつの間にか博識」というライターも多いのです。
収入は青天井
会社員やアルバイトなどの時給による給料ではないので、やればやった分だけ稼げます。
時間が許す限りは、好きなだけお金を稼げるのです。
特に「今月はお金が必要」というときに、いつもより多く案件をこなせばその分だけ稼げるので、ある意味では臨機応変に稼ぐことが可能なお仕事と言えます。
- 時間、場所、服装に縛られない働き方ができる
- 執筆する分野について賢くなれる
- 収入はやったぶんだけ
以上のことから、ライターは「自分でしっかり稼いでいきたい!」という思考を持っている方に向いている仕事と言えます。
特に、文字の読み書きが好きな方にはピッタリです。
ライターの副業をするデメリット3つ
納期に追われる
時間に縛られない働き方はできますが、納期には追われます。
仕事を提供してくれるクライアントは、記事ごとに納期を指定します。
この納期に遅れると、クライアント側も次の仕事ができなくなり、結果として損害を与えることになるので、もう二度とそのクライアントからは仕事が回ってこなくなります。
ライターである限りは納期を遵守しなければならないので、結果として納期に追われます。
仕事とプライベートの境界がハッキリしない
家のパソコンで仕事ができるので、仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちです。
職場という概念も存在しないので「職場に行って仕事モードに!」という気合の入れ方もできません。
同じパソコンの前でも「今は仕事」「今は趣味」と、しっかり自分をコントロールする必要があり、これができていないとライターの仕事は大変です。
より稼いでいくためには勉強が必須
より大きな金額を稼いでいくには、得意なジャンルを作ってそのジャンル専門のライターとして腕を磨かなければなりません。
よって、必然的に「その分野について学ぶ必要」があります。
また、WebライターはSEO対策(検索結果の画面で上の方に表示される工夫)を記事に施すのですが、これも毎年内容が少しずつ変わっていくので、定期的に勉強をする必要があります。
ライターという仕事をしている限りは、常に勉強をし続けなければならないので、勉強は避けては通れない道になります。
- 納期に追われる
- 仕事とプライベートの境界が曖昧
- 勉強し続けなければならない
以上のことから、ライターには自己管理能力と学習意欲、タイムマネジメントが求められると言えます。これらが苦手な方は、ライターは向いていないかもしれません。
※やっていくうちに慣れる方もいるので「少し苦手」程度であれば挑戦してみる価値は大いにあります。
ライターの副業を未経験から始めるための4Step
4Stepです。
- 必須知識を学ぶ
- ブログで練習する
- クラウドソーシングで仕事を探す
- 継続案件を獲得する
1. まずは必須知識を学ぼう
Webライターで必須の知識はこの2つです。
- ライティング知識
- SEO知識
どちらか一つでも欠けていると、ライターとして稼いでいくことは難しいです。
学ぶ方法は書籍、動画、セミナーなど、どんな方法でも大丈夫です。
2. ブログで練習しよう
学んだら、ブログで記事を書いて練習しましょう。
ブログ記事で練習することは、知識の定着のみならず、クライアントに提案する際に「自分にどれだけの実力があるのか」をわかりやすく示す営業材料になります。
この時の、実力を示すためにクライアントに見せるもののことを「ポートフォリオ」と言います。
- 身に着けた知識をブログ記事で活かし、定着させられる
- ポートフォリオとすることができるので提案時にアピールできる
ブログで記事を書くとこんなメリットがあるので、ぜひブログで練習してみてください。
なお、ブログはWordPressブログを強くオススメします。
ほとんどのクライアントはメディアをWordPressで管理しているので、WordPressについての理解が全くない状態だと話についていけなくなる恐れがあります。
WordPressについての理解がない、というだけで仕事がもらえなくなることも珍しくありません。
クライアントとのコミュニケーションを円滑なものにするためにも、WordPressでブログを運営し、慣れておくことをオススメします。
WordPressブログの作り方の記事はこちら
3. クラウドソーシングで仕事を探そう
クラウドソーシングで仕事を獲得しましょう。
クラウドワークスなどがいいです。
初心者の場合は、新着案件から応募していくことをオススメします。
一方で、「未経験者歓迎」「単価が上がります」「丁寧な指導」といった募集への応募は、初心者として安く買い叩かれる傾向が強いので避けましょう。
4. 継続案件を獲得していこう
継続案件とは、クライアントと一定期間の間継続してお仕事をする案件のことです。
安定して稼いでいくには継続案件が不可欠です。
継続案件を獲得するメリットとしては以下が挙げられます。
- 案件獲得のために営業をしなくて済む
- 安定して案件をこなせるようになる
- 長く付き合うほどクライアントとの信頼関係が構築される
特に、信頼関係を築いておくと、クライアント側から次の仕事を提案されることがあります。
こちらから営業をしなくて済むようになると、案件のみに時間を使えるようになるので、結果として時給効率が上がります。
より安定して高時給を達成したいなら、積極的に継続案件を狙っていきましょう。
ライターの副業で稼いでいくためのコツ5つ
ここでは、ライターとしてしっかり稼いでいくなら意識したい5つのコツについて紹介します。
1. 学び続けよう
ライターである限り学び続けなければならないということはすでに書きましたが、特にSEO対策についての知識は毎年更新されるので学び続ける必要があります。
また、クライアントとの関係の中で新たに学んだ方がいいことがわかるときもあります。執筆ジャンルの新規開拓や、今書いてるジャンルについてさらに学ぶなどです。
様々な知識を持っていたり、スキルを多く持っているライターほど収入も大きくなります。より高収入を目指すなら学び続けましょう。
特に、学習とブログの両輪が効果絶大です。記事としてアウトプットすることでより身につきますし、ポートフォリオにもなります。
2. クライアントさんの為になることは惜しまずやろう!
これは副業に限らずビジネスの基本ですが、価値を提供してる量=あなたの価値です。
普段から「為になることをやります」という姿勢のライターは、クライアントからすれば貴重な人材なので、手放したくないものです。
なのでクライアントに価値提供ができていると
- 安定して案件をもらえるようになる
- 単価の交渉を引き受けてくれやすくなる
このようになれます。価値提供できてるライターは強いのです。
価値提供を行動に反映するには、クライアントのために何ができるかという姿勢が大事ですから、ぜひこのマインドを忘れずにいましょう。
3. 自分を安売りしない
初心者にありがちなのが、案件を受けたいあまり自分を安売りしてしまうことです。
自分を安売りして案件を獲得しても、苦労の割にお金が発生しないという状況になり、挫折しやすくなります。
そもそもちゃんと勉強して、そこそこの実力を持っていれば「このライターとはしばらく付き合っていきたい」と思われやすいので、自分を安売りするくらいならもっと勉強しましょう。
なお、記事執筆の実績を作るなどの明確な目的があるのであれば、将来的に単価が上がることに繋がるので、安い単価で案件を引き受けても問題ありません。
案件をもらいたいという理由だけでの安売りは、お金を稼ぐという目的に反するのでやめましょう。
4. 時間管理はとても大切
ライターの仕事はパソコン1台でできるので、仕事とプライベートの境界が曖昧です。
そこで「今日はライターの活動を〇時間やる」とあらかじめ決めておくなどの、時間管理をすることが大切です。
特に、執筆に時間を使って満足してしまう方もいるので、ちゃんと勉強の時間も設けておきたいところです。
ライター活動に必要な時間は
- 新規案件獲得のための営業・提案の時間
- 記事執筆の時間
- 勉強の時間
この3種類です。
ちゃんと時間を確保して、必要な活動を疎かにしないようにしましょう。
5. 場合によっては有料教材の利用を検討しよう
今はライターに関する書籍やネット上の情報も豊富なので、独学でライター活動を始めることも夢ではありません。
そのうえで、やはりお金を払って学習するとあっという間に成長できますし、より確実なものになります。
例えるなら、ゴルフ初心者がゴルフの塾へ通い、すぐにうまくなるようなものです。
有料教材の利用は必須ではないですが、より早く確実に成長したい場合には検討してみましょう。
参考:WritingHacks
ライターの副業にオススメの本
ライターになるのであれば身に着けておきたいのが、ライティングスキルとSEO対策の知識です。
- 新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
- 沈黙のWebライティング
特にこの2冊は基礎を学べるので、有料教材を利用する予定のない方はガッツリ読んでおくことをオススメします。
学んだらブログでのアウトプットも忘れずに。
最後に:ライターの副業をするなら学びは必須!
- ライターは文章を書く仕事
- ライターの年収にはばらつきがあり、だいたい200~600万円
- 稼ぎを大きくするには価値提供と自己成長が大切
ライターはパソコンとネット環境さえあればいつでもどこでも働けます。
良くも悪くも自分次第で収入も決まります。
これからライターの副業をやってみようという方は、ぜひ紹介した2冊の本をお読みの上、ブログでアウトプットして練習してみましょう。
稼げるようになるまでの時間には個人差があります。学んだ分だけ確実に収入に近づいていますので、まずは焦らず勉強を。
ちゃんと学んでいなくて稼げていない、という副業ライターも実は多いです。ちゃんと学んでから取り組むだけで、かなり差別化できるのです。
本を読んだりしてしっかりと学んだら、ぜひ案件に応募してみてください。
この記事で紹介した、参考になるリンク先一覧
WordPressブログの作り方
▶『”自分ブログ”で情報発信の場を作る方法』
クラウドソーシング(案件応募)
▶クラウドワークス(外部リンク)
有料教材
▶WritingHacks(外部リンク)